今日も雨です。本当によく降ります。冬の雨は、特に寒く感じますよね。天気と気持ちはリンクします。雨は悲しさの象徴でもあります。
泣きたい気分の時に雨が重なると、さらに気が重くなる。実は今朝、ひどい裏切り行為を受けていたことを知りました。本当にありえない…。
コロナ禍のなか雨が降り続いて塞ぎ込みがちな気分の時に、これまで信頼していた人間に裏切られる――鈍感な私でもさすがに落ち込みます。
♪I'm singing in the rain
Just singing in the rain
What a glorious feelin'
I'm happy again
雨の中で歌ってるんだ
ただ歌ってるんだ 雨の中で
なんて晴れやかな気分
また幸せがこみあげる
I'm laughing at clouds
So dark up above
The sun's in my heart
And I'm ready for love
頭上の黒雲を
笑ってやるさ
僕の心は太陽がいっぱい
恋の準備はできている
言わずと知れたミュージカル映画の最高傑作『雨に唄えば』です。1952年に公開された米ハリウッド映画のタイトルであり、主題歌です。
主役のドンを演じるジーン・ケリーの土砂降りの中のダンスシーンを知らない人はいないのではないでしょうか。見事なタップダンスと豊かな表情と演技。
エンターテインメントの歴史に残る名シーンです。私自身、人を喜ばせたくて広告業界に身を投じました。世の中を笑顔にしたくて仕事を続けてきた。それが原動力でもあります。
私がかつて今回のようなことで傷ついた時に読んで、吹っ切れたフレーズがあります。全然好きでもないし尊敬もしていない哲学者、中島義道さんの書籍『カイン』の一節です。
――森羅万象はぼくの表象に過ぎない。(中略)彼らは意味に過ぎないのだから。その背後には何もないのである。詮索するだけ、くよくよ悩むだけ無駄なのである――
出来事のすべては自分が作り出す表象(イメージ)でしかないと考えると、どんな酷い仕打ちを受けても、変わらず独立したブレない自分である気がしたものです。
これは真実だと思います。中島さんはメチャ嫌いだけどw 寒くて冷たい雨が降っても、表象として「雨雲の上に太陽がある」のなら、自分は落ち込むことはない。
そんな気持ちで月曜日を迎えたいと思います。こんな大雨の中で、本当に傘を持って踊ったりしてたら大風邪ひきますから。まぁ月曜には雨も上がっていることでしょう。笑