今日も雨が降っています。日本のあちこちで雨による災害が起きている。広島市安佐南区の土砂災害から丸7年が経ちます。3年前には西日本豪雨災害が、広島や岡山を中心にそれ以上の規模で起こりました。
♪車のライトが まるで
危険な恋 誘うよ
もしもこのまま 堕ちて行くなら
ああ 男と女 ドラマティック
レイン
もっと 強く 降り注いでくれ
濡れて 二人は
レイン
もっと 強く 求めてくれ
冷えた 躰で
雨の音さえ 隠せぬ罪
1982年に大ヒットした稲垣潤一の名曲『ドラマティック・レイン』。作詞は秋元康さんです。僕らの世代なら、カーステレオでこの曲を流しながらデートした経験のある方も多いかと思います。
あの頃の雨は、ロマンティックなものでした。「雨」と「愛」とは相性が良かった。稲垣潤一のデビュー曲も『雨のリグレット』でした。これは湯川れい子さんの作詞。徳永英明のヒット曲『レイニーブルー』は1986年です。これも定番のデートソングですね。
♪雨の音さえ隠せぬ罪どころじゃないですよ、この豪雨は。もっと強く降り注がれたら、本当にみんな死んでしまいますし。今の「雨」は「愛」を壊してしまう。今回の大雨は、車の運転中、本当に怖かった。
通院のため、仕方なく整形外科まで行ったのですが、いつもの川沿いの道を車で通ると、一級河川太田川が溢れんばかりになっていました。広島では、ほぼ毎年のように大雨が降っています。これからもきっとこの状況は続くのでしょう。
広島市安佐南区のあちこちに作られた砂防ダムには、すでにキャパシティぎりぎりまで土砂が溜まっています。7年前の設計時を超える雨が降りはじめて、このまま大雨が続くと砂防ダムを乗り越え、再度同じエリアに土砂災害が起こってしまう。
この気候変動からは誰も逃げられません。温暖化の原因である人間の経済活動を止めるわけにはいかない。ただ少しづつでもカーボンニュートラルを目指す生活を続ける意味はきっとあります。10年後に後悔しないために。