ロシアがウクライナに侵攻してすでに1ヶ月以上が経ちました。皆さんも毎日ニュース映像を見て、やりきれない気持ちになっていることでしょう。
まるで「天使」のように可愛らしいウクライナの子供たちが傷つき泣き叫ぶ姿を見ると、この世に神はいないのかと絶望してしまいます。
戦火のなかで苦痛の末に亡くなる美しい子供たちは、本当に天使に姿を変え、天国で穏やかに過ごして欲しいと願います。
天使 (angel) の語源は、「伝令」(messenger) を意味するギリシア語のアンゲロス(angelos)に由来すると言われます。
天使とはすなわち「神のメッセンジャー」。多くの天使たちが穢れを知らない子供の姿をしていることはとても象徴的です。
僕たちはウクライナの子供たちからのメッセージをしっかりと受け止めねばなりません。あの可愛らしい子供たちが居ると想像すれば、そこに爆弾など落とせるわけがない。
この戦争は想像力が欠如している者たちの暴挙です。いや、すべての戦争は人間の豊かな想像力を失った馬鹿者どもの仕業です。
77年前にも想像力を失った人間が広島と長崎に原爆を落とし、亡くなった子供たちはたくさんの天使となり僕たちにメッセージを残しました。
今再び、核兵器を持ち出し、世界を脅迫する馬鹿者が現われました。ウクライナの子供たちが避難している教会さえすでに爆弾で破壊していると言います。
子供たちの心安らぐ時が少しでも早く来ることを、ここ広島から強く願います。私の卒業した広島市立白島小学校は77年前に全壊し、ほぼ全児童が焼死しています。