コロナウィルスで国内がざわつき出した2020年4月19日にこの「AMBALVALIA」という奇妙なタイトルのサイトを立ち上げました。まだ「コロナ禍」という表現もなかった頃です。タイトルが覚えにくいこと、この上ない。
小学校の同級生でデザイナーの法安史郎くんからも「なんであんな分かりにくいネーミングにしたん。アクセスも伸びんじゃろ」と言われました。サイトのトップページに解説したように、僕なりのこだわりはあるんです。
さて、何を書くか考えずに書きだすのがいつものスタイル。トピックスと言えば先日15日に折れた鎖骨をビスでとめていたチタンのプレートを抜釘する手術を受けました。無事にサイボーグから真っ当な人間に戻れたわけです。笑
手術台に乗る時は普通、病気や怪我でしんどいために、早く手術して治して欲しい一心でしょう。今回は肩の違和感と若干の痛みがあるくらいで、すこぶる健康体。ひとりで歩いてひょいひょい手術室に入りました。
裸の胸に心電図の電極を付けられると、ピコピコという自分の心臓の鼓動がメチャ速いのに気づきます。違和感くらいなんだから、わざわざ全身麻酔の手術なんて受けなくてよかったんじゃないかと今さら後悔し始めたりして。本当に情けないヤツです。
麻酔医が言います。「抗生剤を入れ始めたのですが気持ち悪くはないですか?」――大丈夫です――「まぁ、もう半分近くは入れ終わってるんだけどね」――はぁ(もっと早く言えや!)――「では麻酔液を入れますから、まもなく眠り…」聞き終わることなく気を失いました。
気が付いたときは他の服に着替えてベッドの上に仰向けになっている訳です。僕は全身麻酔を受けるのが、これで5回目。多いのか少ないのか分かりませんが、50代では多い方じゃないでしょうか。毎回思うのですが、気を失っている間に何されているか全く分かりません。
もし変態医師にいろいろ悪戯されていても証拠はない訳です。鼻の穴に500円玉を差し込まれたり、おしりに綿棒を50本入れられたりしたかもしれせん。閑話休題、昨日抜糸をしてきました。これでプレートを入れてから1年2ヶ月の治療生活が終了しました。長かったぁ。
昨年2月にロードバイクでいつものコースをひとり走っていたら急にスリップし、気が付けばうつぶせに横たわり動けなかったのです。仕方なく自分で救急車を呼んだところから、この長い治療生活はスタートしました。この辺りは過去のブログに記した通り。
健康が一番なのです。それ以外は別に大したことではありません。昇格しただの、転勤は嫌だの、慶応大学に受かっただの、また浪人しただの、そんなものは命に関わらない訳です。身体さえ丈夫であれば、この日本では何とか生きていける。
コロナ禍で始めたブログです。コロナは無差別に命を奪う病と言えます。今年に入り、武器で命を奪う戦争が起こってしまいました。人が人の命を奪うなどありえない愚行です。このブログが3周年を迎える頃には、本当に平和な世界に戻っていることを切に願います。