広島のソウルフードと言えば一般的には「お好み焼」と思われるでしょうが、最近は激辛つけ麺や、汁なし坦々麺など、バリエーションが増えてきました。
しかし我々の世代の定番フードに「おにぎり」があります。地元民で知らないものは居ないであろう「むすびのむさし」という名店が広島市内のあちこちにあります。
創業は昭和33年。今もある「えびす通り」に最初のお店ができたと聞きます。今日は「えびす祭り」の最終日。むさしのお店もきっと賑わっていることでしょう。
昔よく、むすびと天ぷらうどんをセットで注文していました。天ぷらうどんを注文すると「天ういっちょう!」と元気よく女性店員が略してオーダーを通してくれます。
天ぷらそばなら「天そいっちょう!」でイイんですが、肉そばを注文すると「ニクソいっちょう!」となって、なんか美味しそうな感じが全くしません。笑
お店で食べるのも良いのですが、実はお弁当の方が今は有名です。裏側に地図と広島弁が書かれた包装紙が特徴で、むすびを食べながら広島弁の勉強ができます。
ほいじゃけえ、わや、やねこい、えっと・・・言いますよね、広島人は。でもねー、ぐつがわりい、とか、いびせいはもう使わんじゃろう。そろそろ改訂時かもしれんよ。
広島弁はよく怖いと言われますが、それは「仁義なき戦い」や「孤狼の血」といった任侠映画のイメージが強いせいだと思います。
女性がコレコレをしたらいいよ、という意味で使う「…やりんちゃい」「…しんちゃい」はとても可愛いい。広島に都会から戻ってきた時にスゴく感じました。
母親に「勉強しんさい!」と言われても全然やる気が出ませんでしたが、かわいい女の子に「矢野くん、ちゃんとお勉強しんちゃい」と言われたら、今なら必死でやるんだけどなぁ。