明日30日で、ついに定年を迎えます。企業によって定年制についても様々。定年がないところもありますが、多くは私のように60歳を迎えた日の月末か年度末でいったん雇用契約が終了します。
60歳を迎えた方々の多くは、それまで勤めていた企業に再雇用として新たな雇用契約を結ぶのではないでしょうか。正社員ではなくなるので、残念ながら給与はかなり減るのが普通です。泣
再雇用ではマネジメントから外れ肩書も失いますし、モチベーションは給与に比例するので、多くの再雇用者はやる気を失って年金受給が開始する65歳を迎える前にその会社を去ると聞きます。
職階が高い方ほど、プライドや見栄にこだわり、会社での居心地が悪くなる。それに元上司に業務を依頼することは部下にはなかなかできないことでしょうし、シニア社員の有効活用はなかなか難しいのが現実です。
そう言う私も、これまで通り同じ職場で働くので、煙たがる社員も多いと予想します。ちょっと見、真面目そうに見えるようで、コロナ以降の入社組は私のことを仕事にきびしい厳格なオジサンと勘違いしているらしく。笑
酒が飲めなくなったせいか酔っ払ってバカなことが出来なくなったし、コロナで酒席自体が減ったこともあり、私の本当(?)の姿を知る社員も減ってきました。知らない方がいいという説もありますけど。笑笑
定年が近づくにつれ周りの社員の私を見る目が変化したのが、ここ最近の特に面白いことでした。役員の芽が消えた時点から明らかに距離を置き始めた社員や、挨拶さえしなくなる分かりやすい社員もいました。爆笑
サラリーマンの悲哀というか、喜劇さえ感じます。そして今はそれを楽しんでもいる。雇用形態は変わりますが、当分は今の会社に残るので、これから元部下たちの私への対応の変化を楽しみにしているのです。
これまで私がマネージングしてきた部署は「OPEN&FLAT」をモットーにしてきました。マネジメントは単に会社が役割として与える権限にすぎず、マネージャーが人として偉いわけではありません。
組織は皆平等で言いたいことを自由に言えるべきという考えが私にはあります。「心理的安全性」はGoogleが言い出してから流行ったように感じますが、企業だけでなく社会でも家庭でも当たり前のことですよね。何を今更でしょう。
声高に心理的安全性を掲げ始めた会社はかなりやばいです。社員が全員等しくウェルビーイングな状況にないとすれば、すでに異常なのですから。来月からはウェルビーイングを最重視した働き方にシフトしていきます。もう無理はしませんので悪しからず。