NHKのテレビ番組『ダーウィンが来た!』が好きです。幼い頃から動物好きだった僕は、ものごころが着いた頃から『野生の王国』を見て育ちました。ナレーションは八木治郎さんでしたね。古すぎて知らない?笑
今は毎週欠かさず『ダーウィンが来た!』を視聴しているのですが、毎回、オスは大変だなぁと思うのです。メスのためにオス同士で命がけの喧嘩をしたり、メスの前で必死に踊ったり、メスに餌を運んだり、巣を作ったり…。
メスを獲得するのに本当に必死ですよね。え、モテモテのオスもいるって? ライオンのオスは数十頭のメスを引き連れてる? あれもメスの集団が、一頭の強いオスを選んだだけでしょ。それも死闘させた末に。笑
選択肢はメスが持ってるんですよね。オスは選ばれるために努力を強いられる。これがメスによるオスの淘汰=「性淘汰」と言われるやつです。弱いオスは淘汰されちゃう。僕のように弱っちいやつは本当にやばい。汗
先日、広島大学の東千田キャンパスで「研究ポスター発表大会」というのがあって、見て来ました。分野不問で3つの質問に研究者が答えたポスターが貼られていて(最下部添付の資料の感じ)、存在すら知らなかった語彙やアイデアに出会う、というコンセプトのイベントです。
今回は中国地区の研究機関を対象としたものですが、ローカルの大学だけでもいろんな研究をしている学者がいてメチャ面白かった。その中で、「イケメンを科学するーー戦後の日本社会における自己家畜化」というポスターに注目しました。
日本人男性の顎が細くなり、脱男性化したイケメンの増加をテーマとする研究で、恋愛結婚によって男性が従順性の特徴を示しているとする。男性の従順化は、性淘汰(配偶者選択)を媒体とした遺伝的変化であるという理屈です。
面白いと思いません? 女性が男性を選ぶ視点により、選択される側の男性が変化する。これを学術的な視点から研究しているというのです。なんとなく男性の弱体化は感じていましたが、エビデンスがあるとはねー。
確かに最近、街中でも女子にリードされてる色白の男子をよく見かけます。若い男の子は、だいたいみんな優しいですもんね。言いなりになる方が女子に選ばれるんだったら、無理して男らしくする必要もありません。
昔、部下で先輩の女性社員とお酒を飲んでる時に、すごく怒られたことがあります。管理職の仕事が本当にきつい時だったので、「僕、ツバメになって楽な生活がしたい」と言ったんですよね。そりゃ、怒られて当たり前だ。性淘汰されるぞ!笑