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頭痛とAI

最近、頭痛が続いています。どうも治らない。そんなにひどい痛みではないのですが、こういうのを鈍痛とでも言うのでしょうか。

 

リモートワークで自宅勤務が続いています。ずっと座りっぱなしでパソコンの画面を見続けているのが原因かもしれません。WEB会議も変に疲れるしなぁ。
  
おととしAI(人口知能)に関わる仕事をしたことがきっかけで、昨年の春にAIの認定資格を取りました。日本ディープラーニング協会が実施している「G検定」というやつです。

 

ディープラーニング(深層学習)を事業に活かすための知識を有しているかどうかが検定されます。とはいえ、最近の合格率は70%程度あるらしいので、多分たいした資格ではありませんw
 
世の中はAIブームで、何でも人工知能に置き換わるような風潮です。私の仕事もAIが進化すれば、ベッドで横になっている間にAIがサッと終わらせてしまい、こんな頭痛も治ってしまうことでしょう。どうせたいした仕事じゃないのですから。(ウソですよ、社長。)

 

資格を取ってから、Pythonというプログラムをいじってみるようになりました。機械学習とはとても不思議な世界です。ルールを設定・学習して、より精度の高い判断を下すことができる。Google検索とかそうですよね。

 

ある程度のサンプル数があれば、深層学習でルールを自ら発見・習得できます。それで未知のものに対して判断したり、識別したり、あるいは予測をすることができるようになるわけです。自動運転が代表例ですね。
 
ただ、この判断や識別の中身は、ブラックボックスなのです。「AIの思考のプロセスが人間には分からない」という問題は、実は解明できないわけです。と言っても、我々も自分自身の思考の中身なんて分かってませんからね。なんでドーナッツが好きかなんて説明できますか?笑

 

テレビにもよく出ている某新聞社の解説委員が「AIのブラックボックス問題を解決しないと危険だ!」みたいな評論を書いてましたが、解決しようがない問題ですから。もちょっと勉強してから書いた方がいいですよ。
 

面白いのは、AIには「過学習」という現象もあって、学習をさせすぎると「融通の利かない人工知能」になってしまうのです。人間も一緒ですよね。勉強しすぎて「融通の利かない人」って、周りにいませんか?

 

この頭痛は、もしかしたら「過学習」に対するアラートかもしれません。そろそろ、私もサボることを覚える時が来たのかもしれません。ボクって真面目過ぎだからなぁ。あははは。あー本当に頭のイタイ人になりそう。