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断捨離とウシ年

昨日28日は、仕事納めの会社が多かったのではないでしょうか。今年は新型コロナウィルスの感染拡大で、想定外の生活を多くの方が強いられたことと思います。本当にお疲れ様でした。年末の移動も自粛される方が多いと思います。

 

私は、この年末は不要なものを捨てる、いわゆる断捨離に努めようと思っています。実は先週末から手持ちのCD約500枚を全て段ボール箱に詰めています。社会人になってからコツコツと集めた、否、溜まったCDを売却するためです。

 

段ボール5箱。いったい金額はいくらになるのでしょうか? 6割がジャズ、2割がロック、1割強がクラシック、残りがブルースやポップス他という割合です。これまで転勤・引越が多かったので、すでに200枚以上は処分したと思うのですが。まだ500枚もある…。

 

考えてみると、広島に帰ってきて以来、CDなど聞いたこともありません。CDからITUNESに入れた曲さえiPhoneやiPadで聞かない。最近はもっぱらSpotifyです。これまでCDを買って集めた大量の曲のほとんどは、音楽ストリーミングサービスで聞けてしまう。

 

リコメンド機能も秀逸です。過去の聴取履歴をアルゴリズムで解析して、私が興味を持ちそうな曲をアルバムのように編集してくれる訳です。ま、簡単なAIによって私の音楽世界もコントロールされているのですが、これがよく出来ていて気持ちいい。されるがままですw

 

高松から広島に帰ってくるとき、引越作業中にバイトの若者に言われました。「これがCDですか、初めて見ました。メチャ重たいですねー」オンラインで曲を購入するのが当たり前になったデジタルネイティブには、理解できんでしょうね。

 

ジャケットを眺めつつ、プリントされた解説を読みながら、アルバムを編集された順番で曲をじっくりと聴く世界は、やっぱり分からんでしょう。と書きながら、この数年、私もそんな悠長に音楽を聴くことがありませんでした。

 

忘れてましたけど今年はネズミ年でした。「ラットイヤー」とよく言いますが、CDを買っていた当時の20倍以上のスピードで物事が進んでいきます。本当におじさんは疲れます。来年はウシ年。じっくり黙々と忍耐強く道を歩んでいきたいものです。たぶん無理だけど。笑