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ヴィヴィアン・リーとカトリーヌ・ドヌーブ、どっちが好きですか?

『シェルブールの雨傘』(C)cine tamaris 1993
『シェルブールの雨傘』(C)cine tamaris 1993

今日も雨です。梅雨が始まるのが早かったせいか、このところ天気も心もずっとジメジメしている感じがします。コロナのこともあり、閉じこもりがちな生活が続きます。

 

美人が好きです。唐突に何を言い出すのかと思われるかもしれませんが、キレイな女性が好きなのは男子として仕方ない。美人と言っても、昔の女優(あえて俳優とは言いません)さんが特に好きです。いわゆる銀幕女優というのでしょうか。

 

オードリー・ヘプバーンにヴィヴィアン・リー、カトリーヌ・ドヌーブ。日本でいうと、吉永小百合さんや岩下志麻さん。仕事で岩下志麻さんと一緒に食事をしたときは、その女優オーラに圧倒されました。

 

雨の日は、そんなキレイな女優さん見たさに、懐かしい映画をプライムビデオで観ます。最近では『シェルブールの雨傘』と『哀愁』。どちらも恋人が戦争に取られて、女性の人生が大きく変ってしまうストーリーです。

 

『雨傘』は、久々に60年代フランス映画の鮮やかな色彩と、艶っぽいドヌーブが見たくて。『哀愁』は、これまで見たことがなかったので。もちろんヴィヴィアン・リーが見たかったのですが、ストーリーを少しでも知っていたら選ばなかったのになぁ…。哀しすぎですよ。

 

戦争に行き、恋人と離れ離れになる。あの当時は当然のことだったわけです。永遠の別れになるかもしれない。『雨傘』は恋人の子を身ごもりながらも金持ちの男と結婚してしまう。『哀愁』の場合は、恋人が死んだと思い、生活のために娼婦に身を落とす。対照的です。

 

私にとっては、あの美しいヴィヴィアン・リーが娼婦になること自体がショックなのに、結末が悲惨すぎて気絶しそうでした。ネタバレになるので書きませんが、ヴィヴィアン・リーだからこそ、モノクロ映画なのに強く伝わる力がある。美人とは本当に恐ろしい生き物です。

 

『雨傘』の主人公も普通に考えれば、酷い女ですヨ。ドヌーブだから許される。普通のおねーちゃんだったら、あり得ないストーリーでしょ。「美人だから、しょうがないね」と書くと、全女性から批判を浴びそうですが、読者の皆さんは懐が深いのできっと大丈夫でしょう。笑

 

コロナを戦争に例える人もいます。罹ってしまえば最悪死ぬことになる。最愛の人を突然失う可能性のある戦いということです。愛する人を守ろうと皆さん本当に苦労されている。マスク、手洗い、換気、ソーシャルディスタンス。毎日が戦いそのものです。

 

感染すると戦地である病院で完全に隔離され、恋人と会うことも決して許されません。変異ウィルスが増えています。感染が広がり長引くと変異の可能性も高まる。致死率の高い変異体ができる前に押さえ込みたいものです。この戦いが早く終わることを心から祈ります。