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台風が近づいています 〜第103回〜

昨日、大型の台風14号が鹿児島県に上陸し、九州各地で被害が発生しています。宮崎県ではこの24時間に1000ミリ近く降ったところもあるとのこと。とても心配です。

 

最近、だんだんと台風が大型化しています。報道の表現も「数十年に一度」とか「百年に一度」レベルの危険な状況が毎年起こっているような気がします。

 

今回の台風14号は、死者・行方不明者18人と大きな被害があった2004年の台風16号と進路がとても似ていると言われます。2004年の時は、私もひどい目に遭いました。

 

会社から帰宅指示が出て急いで業務を終わらせると、会社に残っていた当時の新入社員と一緒にタクシーに乗り込み、彼女を自宅に送り届けるため南に向かいました。

 

平和大通りの信号を待っている時、突風にあおられ、タクシーがふわりと浮き上がります。車が30度ほど傾いた後、ドスンと戻りました。怖。

 

舟入で無事に彼女を下ろすと、白島の自宅へ戻るためUターンして北に走ります。雨風がどんどん酷くなって夜のように暗くなりはじめました。

 

自宅にたどり着き、マンションのドアを開けようとするも、猛烈な強風でなかなか開きません。何とかドアをこじ開けると妻の悲鳴が聞こえてきます。

 

異変を感じて急いでリビングに向かうと、「シューシュー」と聞いたこともない不気味な音が部屋中に響いています。

 

サッシュが強風を受けて内側に膨らみ、枠の隙間から雨が吹き込んでいるのです。妻はバスタオルをサッシュ枠に押し付けて雨の侵入を防ごうと、ひとり悪戦苦闘していました。

 

今日すでに、ここ広島でも雨風ともにかなり強くなり始めました。そろそろ台風が本州、山口県に上陸するはずです。

 

バスタオルとそれを留めるガムテープの準備も整いました。すでに2004年に学習済みのことです。それにしても薄っぺらいサッシュだよなぁ、この安マンション。