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近所のスーパーマーケット 〜114回〜

「新鮮市場ママチェーン」ホームページより
「新鮮市場ママチェーン」ホームページより

皆さんの街には、馴染みのスーパーマーケット(以下SM)があるのではないでしょうか。日常使いするので、一番近くのお店で買い物されるのが普通かと思います。

 

私の住む広島の白島地区には松山本社の「フジ」が10年少し前に出店し、店内はいつも賑わっています。元々このエリアには大きなSMが無く、住民は買い物に困っていました。

 

正直言うと惣菜等の商品企画力は広島本社のイズミ「ゆめタウン」が上だと思っていて、休日にイズミの店舗に行き、惣菜の新商品を見つけるのが楽しみだったりします。

 

私が小学生の頃から白島通りには「万惣」がありました。貧乏な我が家の冷蔵庫代わりでしたが、閉店してもう十五年以上経つでしょうか。フジ白島店が出店するかなり前です。

 

小学3年生の時に白島長寿園マンション1階に「菱屋フードセンター」が入りましたが、2010年には広島中堅SMの「フレスタ」に企業吸収され、閉店してしまいました。

 

幼い頃住んでいた十日市には、「スーパーおおうち」が電停前にあり、買い物をしている母から離れ、路面電車を見るため一人で店外に出て、迷子の店内放送で呼び出されたりしていました。

 

「おおうち」はすでにブランド自体が消滅しています。小学生の頃、森永製菓の「チョコベー」(知ってる?)を買っていた白島北町のママチェーン「児玉食料品店」も閉店しました。

 

「ママチェーン」とは広島市内および近郊にある個別の店が主に商品の共同仕入を目的として結成した協同組織で、市内のあちこちに小さな食品SMが散在しています。

 

ここのチラシが手作り感満載で、新聞折り込みが入っている時は商品コピーを見るのを楽しみにしていました。『馬も喜ぶ! にんじん 68円』『おならプー! さつまいも 78円』 なんじゃそれ。 笑 

 

小売業の再編は激しいものがあります。ダイエーグループやセゾングループといった大手流通チェーンも解体され、イオンやセブン&アイの2大勢力に集約されましたね。

 

フジもイオン(マックスバリュー西日本)と資本提携し、イズミもセブン&アイと業務提携を開始。フジもイズミもこれから一体どうなっていくのでしょうか?

 

全てが2大流通グループに吸収されてしまうのでしょうか。手作り感満載のチラシを見て、自転車に乗って駄菓子を買いに行くローカルSMが近所には残っていて欲しいものです。