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高松の素敵な方々① 〜128回〜

高松市 南新町商店街
高松市 南新町商店街

一昨日、久々に妻と高松市に日帰りで行ってきました。本当に有意義でした。午前中は仕事、昨日は朝から所用がありどうしても帰らねばならないので、日帰りの半日旅行だったけど。泣

 

高松で「池田塾」という異業種交流会を30年以上主宰されてきた池田清一郎さんにお会いしてきました。私の妻が健康診断に行った時に池田さんにお声掛けいただいたのがご縁の始まりです。ナンパではありません。笑

 

ご夫妻で健康診断にいらしていた池田さんと意気投合した妻から、素敵なご夫婦とお会いしてきたと聞き、私も一度だけ「池田塾」に参加したことがあります。2,000名近くの研修生を輩出したこの塾は全国的にも稀有な交流会でしょう。

 

その塾の運営を陰で支えてこられた奥様の池田裕子さんが昨年亡くなられたのです。病床から最後の会話かもしれないと妻のスマホにお電話をいただいたことを、その夜に目を腫らした妻から聞きました。

 

仲のよい方々が集まる夕食会に招待された池田さんのご自宅を5年ぶりに訪問しました。裕子さんの写真でいっぱいのお部屋で妻と並んで手を合わせました。お若い頃の裕子さんがアイドルみたいで、なんて可愛らしいことか。

 

妻は高松を離れる前に、池田ご夫妻から招待を受け、高松のフレンチの名店「タートルズ」で送別会をしていただいたようで、本当に羨ましい。それにしても健康診断の場で妻と出会い、裕子さんのご病気が見つからなかったのがとても悔しい…。

 

池田さんは銀行員時代、高松支店長に赴任されたのをきっかけに東京と高松の二重生活を始められたとか。いつも高松の良さを伝承され地域貢献の高さから、高松市市政功労者表彰も憲法記念日知事表彰も受賞されています。

 

わずか1時間くらいの訪問でしたが、私も若い頃に開業のお手伝いをした「ゆめタウン高松」のこと、イズミの山西社長と亡き義政会長とのご縁や、マルナカ、カトキチ、セシールといった高松を代表する企業のお話、とても有意義でした。

 

今年もう81歳になられるとのこと。いまだに経営コンサルとして自分の持つ知見を社会に還元される努力を継続される池田さんの姿に感銘されない方はいないでしょう。還暦だからもうダラダラしたいと思っている私なぞ、若輩者として恥ずかしい限りです。

 

合気道3段の池田さんは今もテニスを継続され背筋もまっすぐに凛とした目で人を優しく見つめられます。お別れする時、「プラスの気」を持てばその気は必ず伝わると教えていただきました。池田さんの「気」が伝わって私の猫背も伸びた気がします。

 

プレゼントにいただいた冊子『空海 魂をゆさぶる言葉』(永岡書店)から――もらった縁を「ありがとう」で生かす(われ諸法を観るに、たとえ幻のごとし。すべて是れ衆縁の合成するところなり。)――

 

池田さん、本当に「ありがとう」ございました。いつか私も広島と高松の二重生活を送ってみたいと思っています。ま、まずは広島のマンションのローンを払い終えてからだな。もう少し計画的な財政貯蓄をしておくべきでした。笑